あしたの風

一応ソーシャルワーカーです。

社会福祉士国家試験①

公的資格としては初めての資格試験、社会福祉士試験の思い出です。

 

社会福祉士を受けようと思ったのは、一番の理由が「どうせなら人の役に立つ仕事がしたい。人の役に立つことをするのならちゃんと自分の裁量で報酬を得たい」、と思ったことでした。

30代のころ、医療事務の仕事をしていたのですが、「自分の裁量がない」ということの歯がゆさがありました。なんせ周りは全てほぼ国家資格保持者だったし。

 

まず、社会福祉士を取ろうと思いましたが、

 

たとえ社会福祉士を取れたとしても何の下地も実績もない社会福祉士を勤務させてくれるところがあるだろうか・・・。

 

そう考え、まず高齢者分野にしぼり、

ヘルパー2級→社会福祉士取得→介護福祉士取得→ケアマネ取得→独立 ・・・

という5年計画を練りました。

 

実際したことを時系列で書いて行きます。

 

①ヘルパー2級取得

 仕事しながら有給とって、2時間かけてニチイに通ってとりました。1級の仕事内容(サ責用ですね)なんかも少し教わりました。

 ベッドメイクが上手にできるようになりましたね~。

 結構おもしろかったです。週2回コースでしたが2ヶ月ほどだったかな修了したの。

 

社会福祉士試験の受験資格取得+ヘルパーとして勤務

 まず、私は一般大卒でしたので、福祉分野の履修単位は全くありませんでした。相談援助実務も当然なし。なので、ルートとしては一般養成校に入学するか福祉系大学3年に編入でした。

 仕事をしながらなので、通信のみしか選択できませんでした。その中で面白そうだな、と思ったのは日本福祉大学通信教育部で、あんまり悠長に迷っている時間も無かったのですぐ申込みました。

 

 2年の間に全て履修し終え、2年の最後に受験する予定ですね。

 

 通信教育は結構な量のレポート提出がありましたが、試験がねえ、結構あまいです。WEB上で科目試験があるんですが、テキスト見ようと思ったら見れますし(笑)。

 スクーリングはみっちり1週間ほどありました。泊まったのがチェーンビジネスホテルのスーパーホテルでしたが、そこの朝食がすごくおいしくて毎朝楽しみでした。スクーリング会場はグランキューブ大阪というかなり大きい綺麗な施設でしたが、ホテルからは少し歩かねばなりませんでした・・・。

 

 同時進行でまずヘルパーとして働きました。約一年ちょいです。

 ヘルパーは大変ですよね。このあたりはまた別に書きたいと思います。

 

 ヘルパーのあと、特養に就職しました。なんせ、オープニングスタッフでリーダー職だったので、いろんな苦労がありました。ただ、お局様はいなかったので、そういう苦労はありませんでした。

 夜勤というもののしんどさはここで知りました。

 

 働きながら勉強するって本当にしんどいですよね。

 試験勉強はほぼこの大学の通信教育が中心で、ワークブックを購入してはいましたが、読み流しただけだったと思います。

 つまり、受験対策としての勉強が不足していました。

 なんといっても、全く過去問に触れていない(汗)状態でした。

  今ならその恐ろしさがよくわかりますが。

 

③受験

 特養に就職して2ヶ月ぐらいで初めての社会福祉士試験を受験しました。

 

 この時はまだ満室ではないにしても、初めての夜勤やユニットでいろいろな問題が出てきていて、シフトも早番(7-16)、遅番(12-21)、夜勤(21ー7)という、かなり運営基準的にグレーで労務的にどうなんよという勤務態勢で、体調(というより精神的に不安定でした)がよくはなかったです。

 

 とりあえず、受験日当日に車で行きました。1月だったので怖かったのですが、まだ若かったんですねえ。朝4時に起きて、5時半に出ました。用事があったので、勤務先にも顔出してから。夜勤スタッフが寝てるところをたたき起こして重要なことを申し伝えて急いで神戸へ。

 たしか、和田岬??あたりの高校か大学だったような?

 ちゃんと間に合いました。

 

 午前2時間+午後2時間・・・・しんど!!と思いつつも、時間が経つのが速かったです。あっという間。問題もこんな風に出るのか~と思いながら(なんせ過去問一切してないので・・・)なんとか埋めました・・・。事例問題もあんな風に出るとか全くわかっていなかったので時間配分もすごく微妙でした。

 せめて、前年度の過去問をやっとくべきだった!と痛切に思いました。

 

 約2ヶ月後・・・一日千秋の思いで合否通知を待ちました。怖いので発表は見てません。で、ハガキが来ました。ハガキですよ、ぺりぺりメクるやつですよ。

 

 落ちましたね~~~(涙)。

 

 点数が基準点に3点足りなかったと思います。

 

 はあああ、来年も受けるのかあああと暗澹たる思いでした。

 

                  つづきます。