社会福祉士試験に念願叶って合格したので、できれば社会福祉士として働きたいなあ、と思っていましたが、やはり思っていたとおり、そんなに甘いものではなかったです。
「社会福祉士」を募集しているところの少ないこと。
当時は、デイと特養の生活相談員、地域包括支援センターと病院のMSWがぽつぽつあるくらいでした。
しかし、どれも経験というか即戦力が物を言うところでした。
近隣市を含め、色々と情報を集めていたら、たまたま隣の市の地域包括支援センターが予防プランのプランナーを募集していたのでそこに申し込んだら、運良く就職できました。(ケアマネ、社会福祉士、保健師、看護師のどれかが資格要件だったので、社福を持ってなかったら入職できてない)
どこもそうだったんですけど、保健師さんの数が全く足りておらず(というか、社会福祉士も足りてなかった)、基本的な軸の部分だけを各専門職が担い、膨大な件数がある予防プランを各専門職(正職)+非常勤が担っていた感じです。
一応は社会福祉士の資格を持って仕事をしているので、ケアマネ試験の実務時間に換算できるし、包括支援センターという相談業務等を間近に見られるということで本当にありがたかったです。本来はケアマネになってからでないとできない仕事を前倒しでできているんですし。
非常勤勤務でしたが、いずれ独立する予定だったので、全然そこは問題なかったです。
時給は1200円ほどだったかな?ちゃんと残業手当も交通費もつきました。
そこの包括支援センターは正職と非常勤の線引きがきっちりしていたので、正職員並の仕事はさせることはなかったです(なので休日出勤等はなかった。まあ職場の出入りの問題があります。市役所なので)。
相談も窓口対応は必ず正職。
しかし、なぜか当初は窓口カウンターに一番近いところに非常勤のシマをセンターが作っていたので、非常に困惑していました。(窓口に来た人に一番に気づく人、声をかけられるのは非常勤・・・)後に席移動がありましたが。
このセンターは市役所直轄だったので福祉課の一部になっており、本当にいろいろな人が来るんですよね。センターに用事以外の人も。
その代わり、市役所の中だからこそ色々わかることもあって勉強になりました。(ある意味役場の問題点もよく分かりました)
一番勉強になったのは、当然ケアマネジメントと行政手続き等です。
ケアマネとしてはほとんど知識がなかったところから一から主任ケアマネさんと保健師さんに手取足取り教えてもらって、本当に感謝しています。
周りの雰囲気も良くて、居心地は良かったです。
ケアマネ受かってからは、研修を受けながら事業所の開設準備を進めました。
勤務時間数を少なくしましたが仕事さえちゃんとしていれば勤務時間やスケジュールもかなり自由でした。
ケアマネは実務研修だけ受けてすぐ仕事できるってわけじゃないですよ。ほんと。
研修で教えるのってアセスメントやケアプランの作り方ばっかりですよねえ。もっと実務に沿ったことを教えるべき。職務範囲とかね。
正直ケアプランの書き方を重箱の隅をつつくような感じで教えられて細かく作成しても現場は見ませんよね。
プランの書き方だけに心血注がれても困るんですよ。
だって、プラン作成以外の仕事の方が割合的に多いですよねえ。(プラン作成自体も時間がかかるのに)
もっと具体的かつ実践的な研修にしてもらいたい。
グループワークばっかりさせやがって💢