1件は予防の人。
少し前に記事にも書いた方で、入院が頻繁で家族さんの意向がコロコロ変わり、暫定プランが非常に多い利用者さんの件です。
転院されて1ヶ月ほど。
この方、またも変更申請中にADLが変わり家族の意向が変わる・・・というまた同じパターンかと思ったのですが、今回は・・・・
一番悪いことに亡くなってしまいました。
かなりの急変。
びっくりするのはこの入院期間中、2回も肺炎にかかっていることですが、まさか入院中にここまでアップダウンがあり悪くなるとは・・・。(医療関係者は誰も亡くなることは想定していない)
4月入院直後から「退院になりますから調整に入ってほしい」と家族からもMSWからも2~3回は言われてましたので、これまたいつものように変更が出るんじゃないの、とは思ってましたが・・・。
全く想定外。
10日前に車で30分の病院にカンファレンスまでしに行ってますが(涙)。
カンファレンスまでも何度かMSWさんと話したり、家族さんと相談したり、さらにはもう暫定プランを作成していたり(要支援と要介護用)、デイやショートの調整を要支援1と要支援2以上用で済ませていたり・・・。
本当に、まったく、ムダになってしまいました。
はあ。
その上、退院加算とれないんですよね。
そうね、変更申請後、なんと1回だけデイを利用されていたので、入院加算だけは取れるよ。(要支援だと入院加算さえないが)あ、あと初回加算・・・。
もう1件は、ガン末期の方で、病院が全く退院支援らしいことをしなかったがために適切な介護サービスが受けられなかった方といいましょうか。
4月下旬の私に相談があった時点ではまだ高額の抗がん剤を投与継続中、しかし体調が不良になって1週間ほど入院となったらしいんですが、ターミナル宣告もされていない状態。退院時、病院からは訪問看護とか介護認定申請についても全く話がなかったらしいんですよ。
つまり、まだ「そういう段階ではないのか??」と家族さんからの情報では思わざるを得なかったんですが、でも、骨転移があって痛みがあるというではないですか。ええええ、それってターミナルじゃないんかい??とこっちは??マークでしたが、家族さんが相談されたのは、手すりをつけたいってことだけだったんですね。住宅改修をしたいと。
この時点でベッドや車椅子が必要になるんでは?と思ったものの、本人が嫌がるので・・・と、とにかく、介護保険での浴室や廊下の手すり設置のみを希望されており、それならばまずは介護認定申請を早くする必要がありますね!と即日代理申請を行ったんですよ。
なんと、介護保険課は次の日に調査に入ってくれましたよ。(介護保険課もさすがにこれは早めにしないと、と思った案件だということ)
問題は主治医の意見書ですよねえ。
総合病院は早くても3週間くらいはかかる。
まあ、待ちますよ、とご家族様。その間に住宅改修の件を業者さんと形にする予定とのこと。
なんか、すぐに急変がありそうだな、と思ってたら、やっぱりありました。
1ヶ月ちょいの間にどんどん一人では色々なことができなくなって、ついに寝たきりに近い状態になり、動けなくなって救急搬送したそうです。
ここで、やっと病院から介護認定の話が出たらしいんですが・・・。
遅いわ💢
医療連携室が関わったのもここあたりかららしいですよ。
こりゃあ医者が悪いわ。見立てができないのか、家族に伝えてないだけなのか。インフォームドコンセントって何なのさ。
非常に残念な担当医に当たったとしかいいようがない。良い医師は比較的早い段階で連携室のMSWに段取りを頼むでしょう。
そして、私はと言うと、結局住宅改修が大がかりになったため、それの段取りにあれやこれやと動きましたが、結局、
退院ができない状態(1週間ほどで退院予定だったのに)となり、無報酬が確定です。
もういい加減、相談業務に報酬つけてもらえませんかね??
結構な労力と時間(とガソリン代)を割いているんですよ。
はあ。